音楽
/ SuchmosのYONCEが、今年のインタビューで、「みんなで一緒にハッピーになるのは無理。でもそうなる流れは感じる、今は波乱が起きそうな状態だけど、何かの反動で一気に変わる気がすると俺は思ってる」ということを言っています。それが如実に出てる曲が(「…
「Be Noble」を普通に考えた場合に、歌詞の意味がよくわからないところがあるよね、っていうところを「ノアズアーク」の「shadow」を踏まえて解説してきた最終回。 前回、ぼくりり単体で「道ならぬ恋、失恋、自立」っていうテーマで「ノアズアーク」の曲を再…
charaのニューアルバム、待ってました。 昔から好き、(10代の頃から)っていうアーティストのアルバムだと「もう最高です!!」で済ませて聴いていたいところなんだけど、それだけじゃ読んでくれる人に申し訳ないので、レビュー(感想)と曲紹介します。 感…
2,3日前の記事で東京事変の「キラーチューン」の引用をしたけど、意味がわかりにくいところがあるかもな、って思ったのでその解説です。 piria.hatenablog.com 「キラーチューン」は好きな曲です。 (この曲CMになったことないんですね、意外。) <ご覧ほら…
Suchmosが新レーベルF.C.L.S.設立、ってどういうこと? 何が変わるの?っていう記事の続きです。色々平行してすみません。 前回はこちら piria.hatenablog.com コラボレーションが増える可能性 これまでもYONCEが「WHERE, WHO, WHAT IS PETROLZ?」でペトロー…
コーネリアス Mellow Waves の後半部分の解説の続きです。 今回は06.07.について書きます。 06.「helix Spiral」は、「point」「Sensuous」あたりにもありそうだった曲だけど、かなり色々な意味に取れる曲。 歌詞をみると、単純な単語が並んでいるだけなので…
ぼくのりりっくのぼうよみ、の「つきとさなぎ」は、「サイタマノラッパー」っていうテレビドラマのタイアップ曲として書き下ろされた曲なのですが、その中にデビューして音楽業界に身を置いてみてからの、ぼくりりの心境が折り込まれているみたいで それが決…
ちょっとぼくりりの話が続いてるのにはわけがありまして。 あと、星つけてくださった方、ありがとうございます。 頂いた後、どうしたらいいのかがよくわからなくて(はてなにコメントができるようになるとか書いてあったけど、できなくて)書くだけで精一杯…
車のCMがどーのこーの、って言って、tofubeatsが車と相性いいんじゃないか、ってこの前書いてたところで、TOYO TIREの新CM曲が、平井堅のREADY FOR YOUR LOVEっていう曲。 このCM6月からやってたみたいなんですが、見たことなかったです。 (今テレビみなさ…
「Be Noble」の2つめの意味、裏の意味を聴いていこうという記事の2回目です。 音楽の話始めたとき、いつまで続くか、っていうか、ぼくのりりっくのぼうよみの Noah's Ark と小沢健二の関係の話が終わったら、一旦おわりって思ってたら、いつのまにか50記事…
今週のお題「私の『夏うた』」 コーネリアスのMellow Wavesについて書いている記事。なんだか連載みたいになってきた。 歌詞を聴け。っていっても別に歌詞みなくて音だけ聞いてても楽しいですよ、このアルバム。この記事も歌詞の話しかしないわけでもないで…
この記事の概要 ・ホンダ車グレイスの新CMがヴェゼルの二番煎じになっている (特に使用曲。Suchmos/Nulbarich) ・昔の良質なCMとその例 ・CDというメディアの終わりをアーティストが感じてることと、その具体例 ・アナログレコードの復権(ソニーがアナロ…
お題「最近気になったニュース」 車のCM曲からの話の続き。今なぜか山下達郎さんの40年前のアルバムがファンキーって話になってます。あとシティポップはなんぞやとか、CDがなくなるかも、ってアーティストが感じてる、ソニーでアナログレコードが再生産され…
ぼくりりの「Be Noble」については以前、アルバム Noah's Ark の記事の中で書きました。 piria.hatenablog.com それで、この歌詞には別な意味があるから後で説明するね、っていうその話を今から(やっと)書きます。 (だいぶ遅くなった・・・) 以前、ぼく…
コーネリアスのアルバム Mellow Waves が出たので、それについて色々書いていたところで、米ピッチフォークでコーネリアスの「あなたがいるなら If you're here」がベストニュートラックになったのを知って、レビューを読んだ。 で、ちょっと重要なところを…
スピッツベストアルバム(シングルコレクション) CYCLE HIT 1991-2017 Spitz Complete Single Collection -30th Anniversary BOX-(期間限定盤)[3CD] これを聴いたレビューっていうか感想みたいなもの。 (これお得です。1枚ものと1000円しか違わないし、古…
スカイズザリミットから始まって途中でフリッパーズやら小沢健二やらSuchmosやら挟まって長くて複雑になったので、ノアズアークに絞ってアルバムの構成要素を簡単にまとめてみた、目次的なページを作りました。後ろにコメントとフリッパーズとの比較を書いて…
超えらそうなタイトルで申し訳ないけど、Cornelius(コーネリアス・小山田圭吾)の「Mellow Waves」は歌詞を聴け。というテーマの記事の2章目。 回数としては3回目。 あと「あなたがいるなら」がピッチフォークのベストニュートラックに選ばれた記事1記事…
F.C.L.S設立でSuchmosはどう変わるか?って記事を書いてる途中で、リリースされた FIRST CHOICE LAST STANCE。 後半は、これを一度聴いてから書こう、と思ってました。 piria.hatenablog.com で、FIRST CHOICE LAST STANCEが出たので聞き取れなかった歌詞も…
ぼくりりのアルバム「Noah's Ark」の歌詞の意味[after that]編の続きです。 前編でぼくりりは「after that」で「その後」の世界を描いてるけど、それが本当に見えてるわけではないこと、マイノリティの感覚がわからないぼくりりはまだちょっと子供だってこ…
アメリカのピッチフォークという音楽レビューサイトで、コーネリアスの「あなたがいるなら」がベストニュートラックに選ばれていました。 (割と影響力のあるメディアらしいです) そのレビュー読んだ。 そして、ほぼ同じ感想で驚いた。 というか、思ってた…
ぼくのりりっくのぼうよみの「Be Noble」の記事を書いたとき、同じ映画の主題歌の「春の歌」のスピッツも藤原さくらもどっちもいい、って書きました。 piria.hatenablog.com で、何がどう良いのか、何が違うのかを(やっと)書こうかな、と思います。 「Be N…
で、AERAのYONCEインタビュー読んだけど、特に新しいことはなかったです。(わたし的には) 蜷川実花がとった写真が表紙のほか何枚か(1枚かも)。 かっこいい文章でSuchmosとYONCEの生い立ちが紹介されてる。 SuchmosがF.C.L.S.という新レーベルを設立、と…
Suchmosと小沢健二、っていうと、相当不思議な組み合わせのタイトルに見えるかもしれません。 音楽家として目指してるものは、それぞれ違う方を向いていると思います。 でも世の中に対するアプローチという面ではすごく似たものを持ってるようなのです。この…
アルバムラストの曲です。MVあるし先行カットされたみたい。配信だけかな。曲調はジャズ寄りで軽快なステップ踏みたくなるような感じ。ピアノや管楽器の音が入ってます。演奏がかなり豪華です。ぼくりりの歌い方も明るく楽しそう。 このアルバムの中で数少な…
今年はぼくりりが「ノアズアーク」を出して大洪水で思い出したのが、ceroの「My Lost City」。 ceroの「MyLostCity」は、今まであまり歌詞は読まないでそのまま聴いてたのですが、このアルバムも、ぼくりりが「Noah's Ark」で描いたようなコンセプトとほぼ同…
コーネリアスの「Mellow Waves」は、トラック01「あなたがいるなら」から03「未来の人へ」までが一つのテーマを扱っている、それがceroの「街の報せ」と被るみたいだから、どこが似ていて、どこが違うのかを書きます、という記事の後半です。 (管理画面が重…
Cornelius(コーネリアス)の「Mellow Waves」を通しで聴けたので、ちょっと書きます。 01から03までで一つのテーマを扱ってて、ceroの「街の報せ」とテーマが被る。なので、ここではどこが同じでどこが違うかをも書きます。 まず、すごく聴きやすいです。音…
ぼくりりのアルバム「ノアズアーク」の歌詞の意味[Noah’s Ark]編の続きの続き(最終回)です。 前回の記事 piria.hatenablog.com 前回若干脱線したので話を戻そう。 ぼくりりは、大洪水の後は、「意思を持った人びと」だけが朝を迎えることができる、つま…
Mondo Grossoのアルバム「何度でも新しく生まれる」は、 ぼくのりりっくのぼうよみがEP「ディストピア」やアルバム「ノアズアーク」の前半で描いてるディストピア感を大人が表現するとこうなる、っていう感じがする、 ということを書きました。 piria.hatena…