ぼくりり裏「Be Noble」歌詞解説2「Be Noble(re-build)」との違い
「Be Noble」の2つめの意味、裏の意味を聴いていこうという記事の2回目です。
音楽の話始めたとき、いつまで続くか、っていうか、ぼくのりりっくのぼうよみの
と小沢健二の関係の話が終わったら、一旦おわりって思ってたら、いつのまにか50記事超えてました。それで、コーネリアスの
これが想像を超えてたのでまだ書くことあるけど、これに関する話が終わったら、今度は終われるかな。Suchmosもメジャーデビューして変わってきたなって思うし。
あと、小沢健二のことをまだ正面から扱ってなかったので、
我ら、時を題材として、
(とりあえず、これまで書く、って言ったことは書くと思います。ただし、忘れる可能性もあります。)
今回はBe nobleの再解釈の続き。
その後、
「Be Noble」EPに入っている「Be Noble」と「Be Noble(re-build)」の2曲の違いについて書きます。
(タイトル長くなってしまってできるだけ短くするために「裏Be Noble」になったんだけど「ウラBTTB」みたい」)
(書いてて思い出した。懐かしくないですか?これ)
続きなので、前回の記事
聴こう。
ぼくのりりっくのぼうよみ - 「Be Noble」ミュージックビデオ
要らない柵焼き捨てるために
Be noble, I never pander to myself
ここの歌詞の再解釈
まだ未練に縛られている自分と葛藤していますが、
進展しない関係なら、ぼくにとって不要な しがらみだ。
誇り高くいよう、ぼくは自分自身にもう嘘をつかない。
「shadow」では
浅ましい過ちにそれらしい言い訳並べて
あの日の自分ごと騙す
間違ったことしてるってわかってるけど、自分自身を騙しながら関係を続けてる「ぼく」
でしたが、ここでは「 Be noble, I never pander to myself 」
誇り高くあれ、ぼくは自分自身をもう騙さない、という決意を表明しています。
なので、「shadow」を聴いた後だと、「Be Noble」は不毛な関係との決裂の歌、という別な意味を持って聴こえてきます。
最後にまたこのフレーズの繰り返しがあります。
失うのが怖くて伸ばせないこの手を
叱りつけて前へ進む 進む let it go
再解釈
これが最後と決意して一夜を共にした明け方、
朝になったら「さよなら」を言うつもりでいたのに、
横で寝ている彼女の姿を見ていると、やっぱり失うのが怖くなって、
いざとなるとその肩に手を伸ばすことができないでいる。
そんな自分をを叱りつけてでも前へ進むぞ、という強い決意、ととれます。
ただし、あくまでも決意でまだ行動を起こしていないんです。
「Be Noble」の「What I do without you」がなにを意味するのかわからなくて、
アルバムの「shadow」を聴いてから「Be Noble」を聴いたら、ああ、そういう意味? と。
「Be Noble」には、「Be Noble」と「Be Noble(re-build)」の2パターンあります。
で、「Be Noble(re-build)」っていうのは、シングルカットされた「Be Noble」EPの方に入ってる。
その違いを書いておくと、まず曲調が違います。
どちらもラップパートはあるけど、他の部分が「Be Noble」はロック調、「Be Noble(re-build)」はソウル・R&B調。
ただ、冒頭だけ聴くと同じように聴こえます。
冒頭から歌い方が微妙に違います。
曲の途中から曲調が変わっている感じ。
(2回目の「くだらない嘘つきを辞めるために」あたりから)
「Be Noble」は、途中からテンポが早くなってると思うんです。
「Be Noble(re-build)」は最初のテンポのまま続く。(あるいは、ゆっくりになってる気がする。bpm計ったわけではないから感覚です。)
打楽器のリズム音も違う感じ。「Be Noble」では打楽器の音がビシバシ強めに聴こえて、「Be Noble(re-build)」ではリズム音が控えめになってる感じ。
たぶん、歌詞をよりちゃんと聞いて欲しいのが「Be Noble(re-build)」、って感じがする。
歌詞の違いで言うと、「Be Noble(re-build)」の方には「Be Noble」にある「What I do without you」や「笑えない冗談で終わるのだけは拒んだ」というフレーズは出てきません。
このフレーズが出て来る部分がカットされて、より世界を前向きに受け入れる、っていうイメージの歌詞に置き換えられています。
「Be Noble(re-build)」の方には追加で書き足されている歌詞もあります。なので、20秒くらい長いです。(最初に書けばよかった)
結論としては、「Be Noble」が、決意と行動の狭間で揺れ動いているのに対して、「Be Noble(re-build)」の方は、変わらない世界(他人)を認めて、それに対峙して生きて行く歌、として完成(完結)している感じ。
どっちが好きかって言われたら、「Be Noble(re-build)」の方が好きかもしれないです。(曲調含めて)
ただ、
の中に入る場合、「Be Noble」で揺れ動いてる感じの方が合ってるのかなって思います。
「Be Noble(re-build)」で自己完結すると、その他の曲がいらなくなっちゃいますから。
「Be Noble(re-build)」で書き換え、追加で書き足されている歌詞がとても良かったので、「Be Noble(re-build)」についても続いて書きます。
だと、もう、裏ってわけじゃないかもしれない。正面の歌。