DAOKOも岡村靖幸も殆ど知らないけど[ステップアップLOVE]が好き
宿題はあるものの一仕事終わった感があるので軽い記事いきます。
(聴いてくれたかな)
DAOKOというのはアーティスト名で、ジャンルはオラオラしない、うら若い女性ラッパー、
岡村靖幸は、'90年代に活躍した人みたいで、いろいろ噂ははよく聞くけれど、テレビなどには出て来ないので、ファンでないと音源をあまり聞く機会がない人、だったと思います。
わたしはほぼご縁がなくきてしまいましたが、「アクの強い人」っていうイメージがあります。
DAOKOちゃんは、tofubetasの『水星』のカバーとか、米津玄師とコラボした『打ち上げ花火』なんかをなんとなく聴いてきれいな声だなと思っていて。
『水星』は歌詞が東京に書き直されていたから身近なはずなんだけど、原曲の方が歌詞は好き、歌声はDAOKOが好き、みたいな感じで、原曲をそのまま歌ってくれたらDAOKO版が好きだったかもしれません。
DAOKOちゃんはラッパーということだけどオラオラしない感じなので聴きやすいな、と(ぼくのりりっくのぼうよみと同じカテゴリー?)いう印象でした。
ラップってコラボしやすいの?
それと、DAOKOはコラボ多いな、っていうのも気になりました。
ラップってコラボしやすいジャンルなのかもしれません。
『今夜はブギーバック』だって小沢健二とスチャダラパーのコラボだし、最近はスチャダラパーは『ミクロボーイとマクロガール』でエゴラッピンとコラボしているし。
曲を作って、「ラップパート」を追加できる、っていうのがラッパーがコラボしやすい理由かもしれないですね。
それで最近知ったのが、彼女20歳だということですよ。はあ。(ため息)
そして、その若いDAOKOとかの岡村靖幸がコラボしたのが『ステップアップLOVE』です。
だから、聴く前は「どんな曲だよ」っていう期待半分、怖いものみたさ(聴きたさ?)半分でした。
『ステップアップLOVE』というタイトルが凄い
『ステップアップLOVE』は、まずタイトルが凄いです。
『ステップアップラブ』って3語で3回とも韻を踏んでるじゃないですか。MAXで押韻している詰め込み感。
そしてこの『ステップアップLOVE』ってワードの並びに漂うアゲアゲ感と昭和感も凄い。(でも音は昭和ではないです)
DAOKOと岡村靖幸の絡みが凄い
エロスを狙ってるらしいですが、個人的にはエロスはそんなに感じなかったです。
うーん、なぜでしょう。DAOKOの声に清潔感があるからかな。
ラップで掛け合いといっても、通常よりかなり声が絡みあってる感じがします。
『打上花火』と比べると差が歴然。
『打上花火』はコーラスに近いデュエット、っていう感じで歌い手二人の間に壁というか距離があるのですが、『ステップアップLOVE』は、何も隔てるものがなくがっぷりよつに組んでいる、という感じ。
それに曲がキャッチーでラップの韻の気持ちよさと、ダンスのリズムの気持ち良さとがMIXされててちょっとリピートしたくなる中毒性があるみたいなんです、この曲。
もしこれを岡村靖幸が単独で歌ってたら、クドさが前面に押し出されたかもしれないんですが、DAOKOの声と歌がそれを中和してる感じ。
それでDAOKOだけだとインパクトに欠けるかもしれないところを、岡村靖幸のアクが妙な引っかかりを生んでる気がします。
ステップアップLOVEの歌詞について
それで、この曲はもう歌詞の内容をどーこー言う歌じゃない、気がするので一言だけ
アタシ ステップアップしたい めっちゃしたい
アタシがカタカナなところがまた良い。
しかもここは岡村靖幸が考えたっていうのが、面白いです。
岡村靖幸と「アタシ」、「めっちゃ」似合う。
そーか、アタシまだハタチだもんね。
歌詞と曲(音)の絡まりもすごくて、こういうのもグルーヴって言っていいと思います。
ステップアップLOVE関連曲は?
カップリングなどその他の関連曲は、岡村靖幸の曲をDAOKOがカバーした『カルアミルク』と
DAOKOの『TOKYO-KICK-ASS』のDAOKO2曲と、
岡村靖幸単独の『忘らんないよ』があったので、まとめて聴いてみました。
曲は『TOKYO-KICK-ASS』はダンスで、『カルアミルク』はちょっとヒップホップ系なのかな。
『TOKYO-KICK-ASS』は、曲調はめっちゃ好みな感じなのですが、ニヒルな歌詞がそれほど好みでないので、ダンスなのにノれない、という理由でわたしの中では惜しいというポジションにいます。
でも曲だけ聴くといい感じですよ
個人的に好きな順に並べると、1『ステップアップLOVE』>>>>2『カルアミルク』>>>3『TOKYO-KICK-ASS』(≒『忘らんないよ』)
みたいな感じでした。
どれも第一印象で、どうしても『声』で決まっちゃう所があります。
『カルアミルク』は、アゲアゲじゃないので、『ステップアップLOVE』の後に聴いたらインパクトが弱かったのですが、後でまた聴きたくなるかもしれません。
とりあえずアゲアゲになりたいときは聴いてみて。『ステップアップLOVE』どうぞ。
横顔の写真が多いですね。