mirayeeh!:音楽がきこえるブログ

見たもの、聞いたもの、考えたこと。音楽の話。

過保護のカホコが最終回なので星野源KIDS House ver.と細野晴臣HOSONO HOUSEの話をしよう

HOSONO HOUSE

ドラマの「過保護のカホコ」が最終回なのと、星野源のFamily Songの使い方を覚えたみたいなので(またなんかえらそうな感じ)

星野源のシングルの中の一曲「KIDS House ver.」と「House ver.」の名称の元ネタと思われる、そして個人的に好きで聴いている「HOSONO HOUSE」について書きます。

 

過保護のカホコ」ドラマが始まった最初の頃は、話がまだ終わっていないのに、セリフに無理矢理曲を重ねてる感じ、っていつか書いた記憶があるのですが、訂正します。

最近は、終盤の感動シーンに合わせて使うようになったみたい。(ややながら見)

感動シーンのクライマックス前にイントロの<uuuuhhhhh〜♪>が始まって、涙腺崩壊するようになりました。

それから<目が覚めてよだれを拭いたら〜♪>っていう1番じゃなくて

<出会いに意味などないけれど〜♪>っていう2番を使うようになってます。

これだけで、もう全然効果が違うな。

(確かに、よだれを拭いたら〜♪ には被せたくなるかも。)

 

最初の頃、ドラマと曲が被さってセリフ聞こえないし曲聞こえないし・・・だったけど、よかった。

それにしてもカホコは愛であふれてるし麦野初くんが男前過ぎるし、ほのぼのした良いドラマでした。(まだ終わってない)

 

星野源のHOUSE ver.と、細野晴臣の「HOSONO HOUSE

星野源の「FamilySong」収録の「KIDS」は、HOUSE ver.という名の宅録です。

これも、細野さんの「HOSONO HOUSE」からとっているんじゃないかなと思っています。

 

HOSONO HOUSE

HOSONO HOUSE

 

 

(秋に細野さんの新譜が出るという噂だったのですが、そのかわり?)

 

初めて出たのが1973年 で

時期的には、エイプリルフール → はっぴいえんど → ソロ(今ここ) → キャラメルママ(ティンパンアレー) → またソロ → YMO → 続く(多様)

・・・みたいな感じ。

細野さんに歴史あり。

 

これは、音のこもり方が独特で面白いです。

1曲目「ろっかまいべいびい」は鼻歌まじりの弾き語り。

音も声も小さいので、音量を上げて聴いていると、2曲目からいきなり音がはっきりする(音圧が上がる)のでびっくりします。

これだけ音が違うと、マイクが違うのか、1曲目はマイクに布でも被せてたのかと思うくらい。

 

「ろっかまいべいびい」は、デモテープそのままなんだそう。

それが、なんかいい味なんです。「ふぁっふぁふぁっふぁっふぁー」とか、ギターと歌が微妙にずれてるところとか。

歌い方がひっそりと温かくやさしいので、わたしには子守唄みたいにきこえます。

 

音楽関係でハウス、って聞いたらまずハウスミュージックを連想しますが、「HOSONO HOUSE」の「HOUSE」ふつうに「お家」の意味かなと思います。

つまり、音は全くハウスミュージックではないです。

そもそもハウスって言葉がまだじゃないでしょうか。そもそもテクノができる前のことなので。

 

そして、宅録の元祖ではないかと思います。

港区生まれの細野さんが狭山に移り住んで、その自宅の一室をスタジオがわりにして、機材を持ち込んで録音したレコードです。

 

今の宅録ってパソコン使って、基本的に一人でやるもの、っていう感じだけれど、これは、家に他のミュージシャンを招いて録音する、という、一般的なレコーディング方法とも、今の宅録とも違う方法で録音された、珍しいアルバムだと思います。

 

それがこのアルバム独特の雰囲気の一部になっていて、なんともいい感じ、って思っているんですけれど。

 

音楽的にはいちおうロック、っていうカテゴリに入ってるみたいだけど、どっちかっていうと、のんびりリラックスした感じ・・・というよりゆるゆる。

個人的には、ゆるゆるファンクっていう感じかなあ。

もともと、こういう曲調が好き、っていうわけではなかったのですが、聴いてみたら好きになってしまいました。

 

はっぴいえんど」がフォーク寄りのロックだとしたら、「HOSONO HOUSE」の音は、フォーキーではあるけれど、どことなく「はっぴいえんど」より黒い、つまりブラックミュージック的なグルーヴがある気がします。

 

ただ、これは聴く人によって、ロックに聞こえたり、フォークに聞こえたりすることもあると思います。

そういう意味でも面白いかも。

 

狭山と細野晴臣星野源

狭山って埼玉県で、お茶の産地で有名ですが、米軍基地があったのか、稲荷山公園っていう広い公園があって、その近くには妙にアメリカっぽい白い平屋のお家が建っていたりしていました。最近はどうなってるのかな。

昔はさらにアメリカっぽい雰囲気だったのかも?

  

それで狭山に縁があるっていうことで友情出演した狭山のイベント(フェス)で細野さんと星野源が初めて会ったんじゃなかったでしたっけ。

星野源が楽屋に「ファンです、サインください」って、本を持って、とことこ来たから「こりゃあ随分若いのが来たな」って。 

 

HOSONO HOUSEとカバー曲

このアルバムの曲はいろんな人にカバーされていて、

 「ろっか・ばい・まい・べいびい」を吉田美奈子さんがカバーしたのとか素敵です。

 

ろっかばいまいべいびい

ろっかばいまいべいびい

  • 吉田 美奈子
  • J-Pop
  • ¥250

 

「恋は桃色」は矢野顕子さんのカバーが有名。

 

恋は桃色

恋は桃色

 

 サニーデイもカバーしてます。

恋は桃色

恋は桃色

 

こんな感じで「HOSONO HOUSE」の曲は結構色んな人にカバーされているので、カバーから知る人も多いかも?

 

  「パーティー」はピチカートファイヴがカバーしていたり。

言われてみると、音は全くですが、歌詞が、ピチカートっぽいです。

 

  

 星野源の「KIDS House ver.」 

それで星野源の「KIDS House ver.」に話を戻すと、「KIDS」は、曲の感じとしてはヒップホップがモチーフらしいです。

 

確かによく聴くとそれっぽいリズムを刻んでいるんですよね。

でも、いかにもなヒップホップじゃなくて、あくまでも「それっぽい」感じ。

なので、最近よく耳にするようなヒップホップではなくて、JPOP。

 

なんだけど、ごりごりの歌謡JPOPでもない。

ちょっとゆるい感じのヒップホップ。

・・・っていうところにも、どことなく「HOSONO HOUSE」感を感じます。

 

聴きますか?

KIDS(House ver.)

KIDS(House ver.)

 

ちょっと問題なのが、歌詞なんです。

誰かと一緒に暮らしているみたいなんですよ、この歌詞が星野源の妄想ではないのなら。

それでブックレットに「今の気分」とか書いてます。

どんな人なんでしょう。

寝癖が鳥みたいになる人らしいですよ。

 

誰でしょうね。

星野源は「恋」で妄想も二次元も肯定しているから、妄想と現実が入り混じってる可能性もなきにしもあらずですが、ここは何かニュースが出たら、この時のこの曲のこの歌詞はもしや・・・って、後でにやにやすればいいかな。

 

シングルのカップリング曲ってアルバムに入らないみたいなので、こっそりと。

 

 

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