(さいご)晩夏〜秋冬の切なくて落ち着く踊れる曲のプレイリストの曲解説4(竹内まりや/はっぴいえんど/ドリカム/小沢健二/鈴木雅之/Cornelius/星野源/細野晴臣)
この記事で作ったのプレイリストの曲解説の続きで最後です。
試聴ページはこちら。
33 September/原田知世(竹内まりや)
日本のセプテンバーは竹内まりやの「September」でしょう。そうだ。いや、そうに違いない。
あ、最近はこういうのもあるみたいです。
だから、時代が変わってもせつない月なのには間違いないと思うのですが・・・
竹内まりやの本家セプテンバーを入れたら、前の曲との繋がりの関係でちょっと違う感じがしたので、ジャズアレンジされている原田知世バージョンに入れかえてみました。
本家はもちろん、ちょっとリズムが2stepになっていて、こっちも良いですよ。
本家は'79年でした。
何が違う感じかっていうと、<セプテンバー そしてあなたは 秋に変わった><セプテンバー/めぐる季節の彩りの中一番淋しい月〜♪>って歌いながら、竹内まりやの「セプテンバー」は明るくてどことなくカラッとしているんです。
だからあんまりせつなくはない。(笑)
曲がそんなにしんみりしてないのと、竹内まりや本人が根が明るい人なんじゃないかなと思います。
日本のセプテンバーも結構明るかった、っていうオチなのですが、せつない歌なのに歌い方があんまりせつなくないのが竹内まりやのセプテンバーの魅力なのかもしれないな、と思いました。
34 風をあつめて/はっぴいえんど
はっぴいえんどの中でも好きな「風をあつめて」を入れたいなと。
'71年の曲ですが、これもカバーも多いし、いまだに時々CMに使われたりするので、古い曲だけど、最近でも耳にすることありますね。
次の曲でドリカムが夕方のスーパーへの行き帰りにこの歌を歌っているイメージです。
35 あなたにサラダ
ドリカム3人編成時の曲です。まだ'80年代だったかな?と思って調べたら'91年でした。
「うれしい!楽しい!大好き!」とかも好きでしたが、当時からなぜかあまり歌詞には意味がないこの曲が好きだったんですね。
久しぶりに聴いたら、これもリズム感がポップスじゃなくてドリカムの他の曲よりヒップホップ的なリズムが強いじゃないですか。
当時「なんでこれがいいの?」って聞かれたことがあって、わたし的には、じゃあ、なんでこれがダメなの?って感じだったのですが、当時気づかなかったけど、昔からこういう「リズム」が好きみたいです。
36 ラブリー
ドリカムの声にパンチがあるので、それに負けないように鈴木雅之を投入。
これも'90年代だけど、今年のカバー。原曲よりソウル感が強調されています。
というか原曲の元ネタがソウルなのですが。
小沢健二でも、「ラブリー」は終盤に向かって勢いがつくので、小沢健二の「ラブリー」でもいいと思います。
ラブリーは冬の歌なんですが、終盤なので、もう寒いことにした。
37 Clepscule
そろそろインスト曲を入れよう、というのと次の曲の星野源の声量の段差調整のため、夕暮れ、という意味のコーネリアスの新譜からClepsculeを入れてみる。(eはeの上に')
それから、まだ書いてないかもですがこの曲、個人的にこのアルバムの真のエンディングだと思っていないんです。
だから最後に使わないで途中に入れる、という使い方をわざとしてみています。
ちなみに小沢健二のラブリーを入れた場合はそのまま次の曲(星野源)に行っても良いかも。
38 Family Song
これもさみしくならない曲です。星野源って割と歌い方に抑揚がない気がするのですが、この曲は星野源的史上最もソウルフルな一曲かと。
スキマスイッチの「奏」、槇原敬之の「遠く遠く」からも、遠いですがここに繋がっています。
・・・わかるかな、この遠くから繋がってる感。
39 悲しみのラッキースター
これも同じアルバムの中で、2曲候補があって、どっちにしようか悩んで入れ替えた曲。
どっちにしてもいいと思ったけど、とっつきやすい方にしました。
これはさらっと歌ってるようで、歌詞が深いし、すごい「やられた」感がある歌です。「悲しみの」「ラッキースター」って真逆の詞を並べてて、でも楽しそうに歌っているし、不思議なリズム感があって、聴いていると何ともいえない気持ちになっちゃう。「若い人には作れない音楽やってる」って言っていたけどほんとにそうです。
ずるいずるい。
細野さん、ずっと楽しく音楽やってください、おねがいします。
これで終わりです。
このプレイリスト、作り始めるとあれもこれも入れたくなったり、流れるようにしたかったので、つながりが悪くならないように曲を入れ替えたり、理屈じゃなく入れたり繋げてるところもあるので、それを後で説明したりするのが結構大変だったけど、
つくるのは楽しかったです。
それで全曲プレイリストが重いみたいなので、解説ページに対応した試聴ページを以降一気に上げますが、全曲と内容一緒です、ちょっとうざいかもしれないけど、明日の朝までに夜間工事で終わります、よろしくお願いします。