コーネリアス新曲「あなたがいるなら」聴いてみた
詞の内容は「あなたがいるならこのよはまだましだな」 と言う曲で、徹底的にアンチヒューマンでやってきたCorneliusが、人恋しさを歌にしているわけです。
コーネリアスとしては新境地。
小山田の声を聴けるのも嬉しい。
曲は ズン、 ドッ、 ズン、 ドッ というリズムで始まり、
ものすごくゆっくりしたテンポで、心地よい、浮遊感を感じさせるサウンドに繋がります。
「音」と「音楽」の中間のような感じです。
歌唱も「あな/たが/いる/な/ ら」といった感じで、言葉も分解されています。
歌詞を歌として聴くのではなく音として聴く感じ。
でもちゃんと意味もあって、Corneliusらしくない、せつない、どきどき、そわそわ、といった、人間らしい感情を表す単語が並びます。
さらにこれを最後まで聞いてみると、 小沢健二へのラブソングに聞こえなくもありません。
歌詞の中に
「ほらねまた誰か君のうわさしている みんな君を好きなんだ」と言うフレーズがあります。
「なぜ みてるだけで いるとわかるだけで 声を聞いただけで なぜ わけもなく せつない」
まじ切ない。
「あなたがいるなら」は、アナログレコードのみでリリースされていますが、
(これを不思議がるリスナーも多いようで)
6月に出す新作アルバムにもこの曲が収録されます。
すごく楽しみ。
それにしても同じ年に久々に(しかも10年単位ぶりで)新作出す二人ってどうなんでしょう。
小沢健二はこれ聴いても何とも思わないでしょうか。
なんだか疎遠・不仲といっても小山田の片思いみたいで、またフリッパーズやって、なんて言わないから、仲直りくらいしてくれないかなと思ってしまいます。
あ、新曲CDのジャケット、よく見るとエロくないですか?困った。