私が【雨と虹のプレイリスト】をブログ公開した理由(裏テーマと雨パート目次)歌詞から読み解くSumikaとbanbi 1
「雨と虹」のプレイリストには裏テーマを設定した、という話を事前にしていたと思います。(そして本文にもちょろちょろ書いていましたね)
こたえは、端的にいうと、「バンド」です。
例えば、小さい雨が集まって川になって、でっかい船にのって海に出たサチモスはこれからどうなるのか、とか
(次でちょっと軽くステップ踏めるような曲入れたりその次の曲で『OVER THE RAINBOW』っていう虹をかけて応援してみたり)
「虹」っていうシングルを配信したSUPER BEAVERは、メジャーから降りちゃったけど、こんなに高らかに自由を歌ってるよ、とか。
今回「バンド」を通して、「雨と虹プレイリスト」としてちょっと話したいことがあって、プレイリストのサブテキストを書いています。
どちらかというと後半の虹パートの方が重要なので、時間がない人は後編(続)だけでも読んでいってくださるとうれしいです。(今回は雨パートです)
雨と虹のプレイリスト Sumikaというバンドについて
それから、Sumikaっていうバンドもちょっと変わっているんですね。今まで知らなかった人の中では今年一番引っかかったバンドです。
世間的には無名かも、ですが、インディーズバンドとしては、そこそこ実績はあるのではないでしょうか。
みたいな感じですので。
Sumikaというバンドはどこからか来て、今はインディーズで活動しています。
ではどこから来たのか。
という話を今からしたいと思います。
雨と虹プレイリスト内のSumikaの曲
Sumikaの曲は雨と虹プレイリストに3曲入っています。
- 『Door』
- 『雨天決行』
- 『アネモネ』
Sumikaはここのところロック・オーケストラ(今考えた)、若干ポップよりになっていますが、このプレイリストに入れた曲は割とロックかなあ、と思っています。
それから、ボーカルのアカペラで始まる曲が3曲中2曲になったのが特徴かも。
この順番で間に他の曲を挿みながら入れましたが、楽曲のリリース順でいうと、
※カッコ内がアルバム名です。
なんです。『アネモネ』『Door』の2曲は同じアルバム収録ですが、アルバム構成上は『アネモネ』が先で『Door』がラストの曲、となっています。
なので、リリース順、アルバム構成順と順番を若干逆さにして並べている、ということになります。
(なんで逆さなのかはプレイリストを順番に聴いてみるとたぶん納得できると思います。)
Sumikaというバンドの来歴
Sumikaは今年の『Familia』がファーストアルバムで、前述のとおり『Familia』はオリコン5位になりました。
聴いてみたら、この『Familia』というアルバムに妙な力を感じたのです。
(あやしい力じゃないですよ)
そして、もともとSumikaには前身になるバンドがあって、そのバンドが続けられなくなって、残ったメンバーで再始動したのがSumika。
つまり、最初から順調にきたわけではなくて、再起したバンド、ということになると思います。
前身になるバンドが続けられなくなった理由は、おそらくSUPER BEAVERの「虹」の記事で説明したのと同じ状況のようです。
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それでSumikaは、SUPER BEAVERと違って、もともとあった名前から変えちゃったんですね、だから、前歴がわからなかったんです。
公式サイトを見ても、メンバーが生年月日を公表していない、活動期間もそれほど長くない(2013-)、聴いたら歌もそんなに若々しくないし、これがファーストアルバムの割に出来上がってるし、Youtubeの再生回数も1000万回を超える勢いがある。
どこか謎なバンドさんだなと思っていました。
それで、どんなバンドなのか、経歴を知りたくなったのです。
Sumikaというバンドの前にはbanbiというバンドがあった
Sumikaの前身バンドはbanbiといって、ソニー系のレーベルに所属していたようなのですが、wikipediaにも情報がありません。
ですが、なぜかbanbiの曲は、音源を聴くことができるようになっています。
なんと、banbi解散してしばらく経って、Sumika人気が出て来てからbanbiの音源の配信が開始されてるんです。
やっぱ音楽もビジネスなんすね。(急にやさぐれる)
例えばbanbi時代の曲にはこんな曲があります。
収録アルバムはこちら(banbiとしてCDも何枚か出していますが、これがbanbi最後のCD)
banbi時代からジャケットデザインが良いです。
ここでbanbiは、こころと言葉は一致しない、でも、ことばとこころをできるだけ一致させるように、大切なあなたと向き合いたい、と歌っています。
これは、Sumikaになって初フルアルバムになる『familia』のリード曲『Answer』とほぼ同じことを歌っていて、
つまり、根っこの部分はbanbiもSumikaも全然変わっていない、ということではないかと思います。
ことばとこころ ことばとこころ
心の言葉で大事な君と向き合いたいのです ー『言葉と心』 banbi
言葉にすればいつもそれまで
心を叫ぶから 歌と詩に変えるから ー『answer』 Sumika
心の中ナマモノだね、なんていう歌詞もあります。
Sumikaの『Answer』も聴いてみましょうか。
Sumikaの『Answer』には蔦屋好位置っていう、ちょっと有名な人がプロデュースに入ったりします。(既に楽曲が出来上がっていて、そこに何の手を入れたらいいのか、特に手出しすることがないと蔦屋好位置は思ったらしいです)
音が全然変わっていますけど、Sumikaの『Answer』もbanbiの『言葉と心』もつまるところ同じことを言っているようです。
つまり音は違うけれど、どちらも「良いことを言っている良い曲」ではないかと思っています。
『Answer』は曲の長さが超絶短いところと、歌い方が晴れやかなところが好きですが、ストレートなロック好きな人は『言葉と心』の方が好きっていう人もいるかもしれないと思う。
演奏している人も歌ってる人も基本同じ。
なので、こういうふうに聴いてみると、メジャーなレコード会社に籍があって、良い曲を作れば売れるっていうわけではないのだな音楽は、ってしみじみ思います。
という感じで、Sumikaの成長物語みたいですが、banbiからSumikaへどう変わって行ったのか、次回も歌詞から紐解いていきたいと思います。
雨と虹のプレイリストまとめ
関連記事+試聴のページをまとめた目次ページです。
試聴は各ページに置いてあります。 お手数ですが、そちらからどうぞ。
第一部
1.〜5.はこちら
6.〜10.はこちら
11.〜15.はこちら
16.〜20.はこちら
21.〜26.はこちら
虹パート(第二部に続く)
*1:トップグループに入るために運と実力両方必要だけど、トップオブザトップになるのには、実力(内的要因)より運の要素(外的要因)の方がはるかに大きいらしい、これ経済学的豆知識