フリッパーズギターを5分で知るための一つの方法その2(コトリンゴ「恋とマシンガン」試聴あり)
プレイリスト試聴ページを分割したら聴けるようになったみたい?で良かったです。
音楽の趣味って人それぞれで、皆さんどの曲が良かったのかな。
ceroの「ふたりは空気の底に」の手が止まってるので
音楽で「フリッパーズギターを5分で知るための一つの方法」をもう一つ紹介します。
コトリンゴが「恋とマシンガン」のカバーをしているのですが、その「音源」です。
Youtubeにもライブの動画があるのですが、それを聴いてふつうのカバーに聴こえてたんですね。
「恋とマシンガン」や小沢健二をカバーしてる女性アーティストは他にもいて、他の人も一度は聴いていて、コトリンゴも、Youutbeをみて、ちょっといいかな、くらいに思っていました。
ただ、音源を聴いて考えが変わりました。
Youtubeはこれ
コトリンゴ - 恋とマシンガン(Young Alive,in Love) @ WWW
カバー曲ですが、単なるカバーというより、これもceroと違う方法で「フリッパーズギターとは何か」まで表現してる曲かも、って。
ceroの場合、歌詞を自分で書いて表現している面、ことばを使っています。
コトリンゴの場合、カバーなので、歌詞はそのままです。
つまり、「音」だけでパーフリ感を醸し出している曲。
カバーなので、歌詞は同じ、だけど、聴く人によっては鼻につくかもしれない気取ったところを、不思議系な印象に塗り替えている、みたいな感じ。
あと、声がふわふわなのでceroに比べて小山田の声に雰囲気が近いし、子供らしさ、イノセンスが感じられるカバー。
ピアノの技術はちゃんとある人で、メインのピアノはちゃんと弾いているのですが、カメラのシャッター音のサンプリング、トイピアノや打楽器を適当に軽く叩いてみた音をサンプリングしたりしているみたい。
そうすることで、ある意味フリッパーズの持っていた「子供っぽさ」「おもちゃっぽさ」を表現しているんじゃないかな、という感じです。
1分聴いてみません?
・・・ どうかな。
最初の方にレコードスクラッチ風の音や、後ろの方にちょっとだけ宇宙っぽい音や前衛音楽的な要素もあって、どっちかというとその後の小沢・小山田の方向性まで表現しているの?これは、って思わせるところもあります。
気持ちいい音なので、ふわふわ系のウィスパーボイス好きな人なら、パーフリを知らなくても、楽しめると思います。
第三者のことばで表現されていない分、「これがパーフリだ」っていう表現を感じるのは、知らない人には難しいかも。
なので、パーフリ知らないけど知りたい、って言う人はceroの方がわかりやすいです。
なので、「フリッパーズギターを5分で知るための一つの方法」でもあるけど「フリッパーズギターとは何だったのかを5分で確認するための一つの方法」でもあるかも。(コトリンゴは正確には6分以上あるんですけど・笑)
「恋とマシンガン」なんて聞き飽きるほど聴いたし、もうお腹いっぱい、って思っていても、特にカメラのシャッター音のサンプリングのタイミングが絶妙で、これが癖になって、一日1回、聴いてしまう。
ちなみにこのアルバムの代表作はこれ、ということになっているみたいです。
悲しくてやりきれない、のカバーも他の人のも聴きましたが、今のところこれが一番好きかも。
(悲しくてやりきれない、は、これが頭に浮かんで、もはや原曲の方を思い出せない・・・)
SONGS小沢健二も、そのうち何か感想的なもの書くと思います。